Voice from the dust bowl

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最近読んだ本

1:00就寝、9:00起床

 竜の道 飛翔篇/白川 道

¥1,995
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双子の兄弟、兄竜一と弟竜二がある計画のために社会の表と裏に別れて生きていく。「飛翔篇」とある本編では裏社会で暗躍する竜一を主に描いています。
この竜一、何をやってもほとんど成功し、向かうところ敵なしです。あまりに大成功していくので読んでいる途中で彼の年齢がまだ25歳という記述にびっくりです。

ただ、竜一の住んでいる部屋が、簡易ベッドとテレビとファンシーケースだけ、というところが妙に気に入りました。
そういえば「ミレニアム」のリスベットも超高級マンションに住んでいたけど家具は何も無し、みたいな感じで、「趣味の良いインテリア」とかには無縁で身一つで行動できる人物像にひかれます。
信じるのは自分のみ・・・実人物ならたぶん付き合いにくいでしょう・・・


人はなぜ逃げおくれるのか ―災害の心理学 (集英社新書)/広瀬 弘忠
¥735
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「私たちの心は予期せぬ異常や危険に対してある程度鈍感になる」という正常性バイアスが必要な避難行動を妨げることや被災後の心理状態、パニックの定義、パニックという言葉で災害や事故の原因究明を放棄する危険性についての説明など、あやふやな知識や考えをすっきりさせてくれました。
大災害を生き延びた人々の心理状態も書かれており非常に為になりました。
災害時はなるべく多くの情報に耳を傾けつつ、けれども決して行動は他人任せにはせず、自分の頭で必死に考え判断しろ、と再確認しました。