Voice from the dust bowl

Voice from the dust bowl

稽古

23:00就寝、8:30起床

いつもの道場に事情があって出席できないので、
同じ合気会の別の道場に行ってみた。

中学校の格技室だったのでナビを頼りに向かった。

街からどんどん遠ざかって民家もまばらになり明かりも少なくなる。

一方通行の道路ややっとすれ違える程度の細い道だ。

最初は地図を見ながら確認していたのだが
あまりに右折左折を繰り返すので

自分がどこにいるのかわからなくなった。

ナビがなかったらお手上げだったろう。


本当にこんなところに中学校あるの!?と思い始めた頃やっとついた。

夜だったので学校は真っ暗。

学校の怪談を思い出しびびりながら
奥のほうに見えるかすかな明かりをめざして恐る恐る入った。

そこは体育館に併設されたプレハブの挌技場で
もちろん暖房設備などない。

ちっちゃい電気ストーブが部屋の片隅にあるだけだ。

ちょっと足踏みすると天井も含めて部屋全体が揺れていた。

畳も古くて変色し、片隅には綿ぼこリがたまっている。

着替えはステージの横のテーブル置き場。

人数は私を含めてたったの6人。


この日は特に寒いと天気予報で言っていた。

動いても動いても体が温まらない。

短刀取りの稽古だったが体が固まってしまい、怪我が怖かった。

寒くて死にそうだった。

稽古後空いている道を車でとばして(でも一時間以上)

家に帰ってお風呂でようやく一息。

 
普段この道場で稽古している人、すごいよ。
この道場のメンバーにここの寒さを馬鹿にしちゃいけないよ、
といわれめちゃ受けた。夏は反対に地獄のように暑いそうだ。
いやでもこういう道場のほうが普通なんだろう。
以前見学にいった道場は民家の1階を改造して
窓を開け放って稽古していたし。

普段は冷暖房完備の比較的新しい格技場で稽古しているので、

軟弱な体にこたえた。